【保存版】隅田川×屋形船はこうして楽しむ!

オススメ情報

お花見&花火大会シーズンの東京屋形船満喫ガイド

隅田川水辺の風景

東京・隅田川周辺は、江戸下町文化の香りが残る魅力的な観光スポットのひとつ。親水テラスや水上バスなど、かつての賑わいを取り戻し、いまでは「東京らしい」観光が楽しめるエリアになっています。

江戸時代から続くレジャーの中心地「隅田川」

隅田川観光&イベント

隅田川は、北区にある岩淵水門を起点に、北区・足立区・荒川区・墨田区・台東区・中央区・江東区を流れ、東京湾にそそいでいます。

まさに都心を貫くように流れる、東京を代表する川といっても過言ではありません。

江戸時代には、埼玉の秩父で切り出した材木の運搬にも使われていたとか!

江戸城での普請を支える水運の要であり、各地から送られてくる物資を貯蔵するための蔵が立ち並ぶ、活気あふれるエリアでもありました。

歌川広重「江戸百景」・両国花火大会

歌川広重「江戸百景」・両国花火大会

もちろん現在の屋形船、船遊びに通じるレジャーは江戸時代にも盛ん。隅田川花火大会はもともと両国花火大会として、夏の暑気払いに欠かせないイベントでもありました。

明治期に入り、近代化が進む中で、関東大震災・東京大空襲と2度にわたり、壊滅的なダメージを受けた隅田川周辺。その後は高度経済成長とともに、川は汚染され、水辺のレジャーも途絶えてしまいます。

なんとか隅田川の悲惨な現状を変えようと、水質改善に取り組み、人々が水辺で憩う環境整備がスタート。堤防やテラスの整備、水上バスの運行、そして、東京スカイツリー(R)開業により、さらに隅田川の活気は高まっています(参考サイト:東京都建設局ホームぺージ)。

夜の隅田川テラス

隅田川テラス

お花見や夏の花火大会、大勢の人が集まるかつての「江戸の華」を取り戻しつつある隅田川周辺。屋形船に揺られながら、東京水辺のリゾートを味わってみてはいかがでしょうか?

▼ 東京・隅田川周辺の屋形船

隅田川の風物詩!お花見や花火など周辺でおすすめのイベントは?

浅草夏の灯ろう流し

浅草夏の灯ろう流し

夏の花火大会や春のお花見で有名な隅田川ですが、周辺では他にもさまざまなイベントが開催されています。

屋形船を楽しむ際に、こういったイベントの時期を狙うのもいいですね。代表的なイベントは以下の11です。

1. 江戸流しびな
2.墨堤さくらまつり
3.隅田公園桜まつり
4.浅草流鏑馬
5.浅草三社祭
6.浅草寺ほおづき市
7.隅田川花火大会
8.浅草夏の夜まつり とうろう流し
9.浅草サンバカーニバル
10.浅草酉の市
11.浅草寺羽子板市

【隅田川2月・3月のイベント】江戸流しびな

流しびなのイメージ

流しびなのイメージ

子どもの無病息災を願い、行われてきた日本古来の伝統行事。今から1,000年以上前の平安時代から行われてきたといいます。

神や草木でつくった人形(ひとがた)に子どもの厄災を肩代わりしてもらい、川や海に流して祓い清めるというもの。

隅田川で屋形船などから、お人形を流すイベントが「江戸流しびな」です。2018年で33回目を迎えます。

参加方法ははがきで応募し、抽選で1,500名が招待されます。当日会場で、流しびなの販売(1個800円)もありますので、抽選に漏れた場合でも、ぜひ足を運んでみては?

江戸流しびな
【開催時期】例年2月末~3月3日の間の日曜日
【開催時間】11時30分~
【開催場所】台東区花川戸1-2 隅田川の吾妻橋親水テラス)及び隅田公園内
【アクセス】東京メトロ銀座線・東武スカイツリー線「浅草駅」徒歩3分、都営地下鉄浅草線「浅草駅」徒歩5分
※水上バス「吾妻橋乗船場」近く
【問合せ先】江戸流し雛振興会 電話:03-5826-4671

【隅田川3月・4月のイベント】墨堤さくらまつり

墨堤さくらまつり1947年に向島区と本所区が合併して墨田区が誕生。隅田川堤の通称を「墨堤(ぼくてい)」といいますが、その「墨」と隅田川の「田」を取ってその名がついたそうです。

この墨堤(墨田区側)で毎年行われているのが「墨堤さくらまつり」です。

かつての荒川(今の隅田川)の氾濫から、町を守るためにつくられた堤防。花見客で踏み固めることを狙い、8代将軍徳川吉宗が桜の木を植えたというエピソードは有名ですよね。

旧荒川は、利根川の支流でしたが、何度も氾濫を起こしています。江戸時代に何度か「瀬変え(河道を掘削して、河川を付け替えること)」が行われ、いまでは入間川に付け替えられています。

その下流、岩淵から隅田川になり、東京湾へと注ぐいまの姿になりました。

もう一つ、町を川の氾濫から守るために作られた有名な堤は、台東区浅草の北側を走る「日本堤」。隅田川から三ノ輪までの掘割、山谷掘の土手のことで、こちらは吉原遊郭へ上がるための通り道として、踏み固められたというわけですね。

知る人ぞ知る山谷堀の桜

知る人ぞ知る山谷堀の桜

ちなみにこの山谷掘でも毎年「山谷掘さくら回廊」が開催(3月下旬~4月上旬)されています。山谷掘公園を17時30分頃から22時ぐらいまでライトアップ。

奥浅草江戸夜桜幽玄企画として、隠れた桜の名所を楽しんでみてもいいですね。

墨堤さくらまつり
【開催時期】例年3月下旬~4月上旬
【開催時間】10時~21時頃まで
【開催場所】墨田区向島1丁目、2丁目、5丁目
【アクセス】東武スカイツリー線「とうきょうスカイツリー駅」徒歩10分、都営地下鉄浅草線「本所吾妻橋駅」徒歩10分
【問合せ先】墨田区観光協会 電話:03-5608-6951

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屋形船に乗る前に裏浅草を歩く(1)「あしたのジョー」の町・山谷辺りをぶらぶら

【隅田川3月・4月のイベント】隅田公園桜まつり

屋形船だと墨堤と隅田公園両側の桜を満喫隅田川の吾妻橋から桜橋にかけては、日本でも有数の桜の名所といわれています。

「隅田公園」は、台東区浅草と墨田区向島にまたがる公園。元は水戸徳川邸内の池などがあったところで、関東大震災からの復興事業の一つとして整備されました。

園内には約510本の桜が植えられており、隅田川沿いに咲く桜と合わせると約1,000本にもなります。東京スカイツリー(R)を入れた写真は、ため息がでるような美しさでまさに「インスタ映え」スポット。

屋形船なら、この隅田公園側も、墨堤側も両方バッチリ見ることができるので、毎年予約が取れない人気のコースになっています。

隅田公園桜まつり
【開催時期】例年3月末~4月上旬
【開催時間】10時~21時ぐらい
【開催場所】台東区今戸1-1、浅草7-1、花川戸1-1、花川戸2-1
【アクセス】東京メトロ銀座線・東武スカイツリー線「浅草駅」徒歩3分、都営地下鉄浅草線「浅草駅」徒歩5分
【問合せ先】浅草観光連盟 03-3844-1221

【隅田川4月のイベント】浅草流鏑馬

浅草流鏑馬

江戸時代に浅草神社で毎年1月5日に行われていた「浅草流鏑馬」。昭和53年より観光行事として復活し、毎年大勢の観光客が押し寄せる人気イベントになりました。

毎年、小笠原流により、隅田公園山谷掘広場で行われる「草鹿(くさじし)」と、言問橋付近・隅田公園特設会場で行われる「流鏑馬」の2つの行事が行われています。

「草鹿」は鹿をかたどった板に、革や布を張り、中に綿を入れて吊るした弓の的をいいます。烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿の射手がこの草鹿目がけて弓を引き、腕前を競い合います。

鎌倉時代から使われてきたもので、草鹿式は小笠原流歩斜の式の特徴。源頼頼朝公が草を束ねて鹿の形にし、練習を重ねたものに由来するそうです。

「流鏑馬」は、鎌倉武士の装束を身にまとい、疾走する馬の上から弓で次々と的を射るもので、TVのニュースなどでご覧になったことがあるのでは?かつては「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれていたものが、「やぶさめ」と呼ばれるようになったといわれています。

「浅草流鏑馬」の前売り観覧券(1席3千円)は、毎年3月1日から発売予定。会場が大変混雑するため、入場規制区域が設定されます。前売り券がない場合は、観覧は難しいようです。「草鹿」の観覧は無料

浅草流鏑馬
【開催時期】例年4月下旬
【開催時間】草鹿 11時45分~/流鏑馬 13時~
【開催場所】草鹿 隅田公園山谷堀広場/流鏑馬 隅田公園特設会場
【観覧料】流鏑馬のみ1席3,000円(記念品付き)、草鹿は無料
【アクセス】東京メトロ銀座線・東武スカイツリー線・都営地下鉄浅草線「浅草駅」徒歩8~10分
【問合せ先】台東区観光課 電話:03-5246-1447

【隅田川5月のイベント】浅草三社祭り

浅草三社祭

毎年、5月の第3金・土・日の3日間で行われる日本を代表するお祭り。江戸下町風情たっぷりの浅草が1年で最も活気付き、東京に初夏の訪れを感じさせてくれる風物詩の一つといわれています。

江戸時代はお神輿を浅草御門の乗船場から船に乗せ、浅草川(現:隅田川)を漕ぎあがり、駒形から上陸。そこから浅草神社に担ぎ帰るという「船祭」が行われてきたそうです。

浅草神社は、漁師の兄弟が浅草浦(現:隅田川)で漁をしていたところ、一匹の魚も獲れないという日がありました。網にかかっては海に戻していた人形(観音像)を、現在の駒形にあった木の切り株に安置。一心に漁労を願ったところ、聞き届けられ、翌日大漁だったという縁起が残っているそう。

観音像を引き上げた3人の漁師が祭神ゆえに「三社様」と呼ばれているのです。船祭のスタイルはそのエピソードをなぞらえて、行われていたのでしょうね。

浅草三社祭り
【開催時期】5月の第3金・土・日の3日間
【開催時間・場所】スケジュールは浅草神社のホームぺージ参照
【アクセス】東京メトロ銀座線・東武スカイツリー線・都営地下鉄浅草線「浅草駅」徒歩7分
【問合せ先】浅草神社 電話:03-3844-1575

【隅田川7月のイベント】浅草寺ほおずき市

浅草ほおづき市

浅草の夏を鮮やかにオレンジ色に染め上げるほおずき市。正式には四万六千日・ほおずき市といい、毎年、7月9日、10日に開催されています。

平安時代から観音菩薩の縁日は毎月18日だったそうですが、室町時代末期頃からその日に参拝すると100日、1,000日分の功徳が得られる特別な日というのが設けられるようになったとか。

浅草寺では月に1度、年に12回の功徳日を設けており、中でも7月10日はなんと46,000日分の功徳があるとしたことから「四万六千日の縁日」といわれるようになったという説があるそうです。

境内には約100軒の露店が立ち並び、風鈴なども売られます。また、この2日間のみ授与される「雷除札」や祈祷札に黄色の掛け紙が巻かれる「黄札」が特別に授与されます。

ちなみにほおずきは漢字で「鬼灯」と書きます。英語ではchinese lantern plantです。今年はぜひほおずきを購入して、お盆の提灯として飾り、ご先祖さまを温かくお迎えしてくださいね。

浅草四万六千日・ほおずき市
【開催時期】7月9日・10日
【開催時間・場所】本堂は6時~20時、ほおずき市は8時~21時頃
【アクセス】東京メトロ銀座線・東武スカイツリー線・都営地下鉄浅草線「浅草駅」徒歩7分
【問合せ先】浅草寺 電話:03-3842-0181

【隅田川7月のイベント】隅田川花火大会

隅田川花火大会

1733年(享保18年)にスタートした「両国の花火大会」を受け継ぐもので、2つの会場合わせて約2万2千発の花火が隅田川の夜空を彩ります

第一会場では、両国花火ゆかりの業者、国内の花火大会で優秀な成績をおさめた業者が腕を競い合う「花火コンクール」を実施。毎年新たな花火への挑戦を楽しむことができます。

市民協賛金(1口6,000円より)を支払い、特設会場で観覧できる他、近くにある東京スカイツリー(R)、花やしき遊園地、浅草ビューホテル、両国第一ホテルなども観覧席を設け、発売されます。

もちろん、屋形船も各船宿で隅田川花火クルーズプランを販売します。ただし、人気のプランになるので、予約はお早めに!

隅田川花火大会
【開催時期】7月第4土曜日
【開催時間】19時~20時30分
【開催場所】桜橋下流~言問橋上流(第一会場)、駒形橋下流~厩橋上流(第二会場)
【アクセス】地下鉄銀座線・地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草」駅、都営地下鉄「蔵前」駅
【問合せ先】墨田区役所内 隅田川花火大会実行委員会 電話:03-5608-1111(平日9時~17時受付)

【隅田川8月のイベント】浅草夏の夜まつり 隅田川とうろう流し

8月イベント隅田川灯ろう流し

浅草夏の夜まつりとして、行われている隅田川夏のイベント「隅田川とうろう流し」。毎年お盆の時期、とうろうの明かりが水面に揺れる景色は大変幻想的で、厳粛な気持ちになります。

2018年より台東区と墨田区と連携し、隅田川両岸からとうろうが流せるようになりました。

花火の「動」に対し、とうろう流しは「静」。屋形船の上からゆっくり眺められるので、ご法事やお墓参りの後の精進落としにぴったりですね。

とうろう流しの元々の意味は、海や川で亡くなった方の魂を弔うものだったようですが、最近ではお盆の時に行われるようになっています。お盆で行われる送り火と同じようなとらえ方かもしれません。

日系人の多いハワイでも、毎年5月のメモリアルデー祝日夕方に「ハワイ灯籠流し」が開催されています。無くなったかたの魂を弔うとともに、平和への祈りをこめた行事として、定着しているようですよ。

5月はハワイの灯籠流し『ランタン・フローティング・セレモニー』

ハワイで灯籠流し?と思われるかもしれませんが、ハワイは日系人のたくさん住む島ですので、日本の行事はいたるところで沢山あります。現地では『ランタン・フローティング・セレモニー』と呼ばれるのですが、ハワイの人だけではなくこの行事のために世界中から人が集まる大イベントです。

引用元:「ハネムーンS」ハワイハネムーン現地特派員ブログより

隅田川周辺では空襲や大震災などでたくさんの方が無くなっています。自分の身内はもちろん、そんな方々のために祈りを込めて、とうろう流しに参加してみてはいかがでしょうか。

浅草夏の夜まつり 隅田川とうろう流し
【開催時期】例年8月お盆時期の土曜日(2018年は8月11日)、雨天決行
【開催時間】式典・流しはじめ18時30分、灯ろう流し18時45分~20時
【開催場所】吾妻橋~言問橋 隅田川沿い遊歩道コース、とうろう流しは隅田川親水テラス・吾妻橋両岸
【アクセス】地下鉄銀座線・地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草」駅より徒歩3~5分
【利用料金】灯ろう1基1,500円
【申し込み方法】
・開催日前日まで、浅草観光連盟までお金を添えて申し込み
・当日は14時から隅田公園入口(水上バス乗船場前)で受付
※灯ろうが無くなり次第、受付終了となります。
【問合せ先】
浅草観光連盟 隅田川とうろう流し 03-3844-1221
墨田区観光協会 03-5608-6951

【隅田川8月のイベント】浅草サンバカーニバル

浅草サンバカーニバル

1981年に第1回目が開催され、毎年浅草の夏の終わりを告げる恒例イベント。開催のきっかけは、映画館や演芸などの娯楽で賑わう浅草の勢いが下火になり、街を活気づけるために始まったといわれています。

最近では毎年50万人の人出でにぎわう一大イベントに。ブラジルのリオのカーニバルをお手本とする、本格的なサンバカーニバルとして注目を集めています

参加するチームは20チーム以内に限定し、パレードコンテストはS1リーグ8チーム以内、S2 リーグ12チーム以内の2リーグ制。

S1リーグはエスコーラ・ジ・サンバと呼ばれる大規模なチームで、カーホ・アレゴリアという大がかりな山車を制作し、衣装もブラジルに発注制作するなど、かなり本格的なものです。

各チームでテーマやストーリーを考え、それに基づいた曲や衣装、山車、パレードで表現。コンテスト形式で審査され、順位を争います。

江戸下町で展開されるド派手でアツいイベント。ブラジル気分をたっぷり味わえる内容になっています。屋形船に乗る前のひとときを、楽しんでみては?

浅草サンバカーニバル
【開催時期】例年8月最終週の土曜日、小雨決行
【開催時間】13時~18時、パレードコンテストは13時30分スタート
【開催場所】浅草 馬道通りから雷門通り
【アクセス】地下鉄銀座線・地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草」駅より徒歩3~5分
【問合せ先】浅草サンバカーニバル実行委員会
03-3847-0038(※6月~9月中旬頃まで開通)

【隅田川11月のイベント】浅草酉の市

浅草酉の市

毎年11月の酉の日に開催される「酉の市」。開運招福・商売繁盛を願うお祭りとして江戸時代から続くイベントです。

浅草の「おとりさま」の愛称で呼ばれる「鷲神社(おおとりじんじゃ)」と、酉の寺「鷲在山 長國寺(じゅざいさん ちょうこくじ)」で開催されています。

酉の日の祝日が12日おきに巡ってくるため、2回開催の場合と3回開催の場合があります。

三の酉まである年は火事が多いといわれてきました。このため、三の酉まである都市は、火消しのまといに見立てた「火除け守り」が特別に授与されます。

吉原では酉の祭りの日は、大門以外の門も開放。遊女たちも酉の市を楽しんだそうですよ。

酉の市といえば大きな縁起物の熊手。七福神や大判・小判、松竹梅、鶴亀、米俵などおめでたいものの象徴を彩りよく飾り、さまざまなデザインのものが売られています。

酉の市で熊手を買う時、縁起がいいとされているのが以下の3つ。

毎年同じ店で買う
毎年少しずつ大きくしていく
値切った分だけ「ご祝儀」としてお店に渡す

購入したら、お店の中央に掲げましょう。周りの熊手屋さんが「家内安全・商売繁盛」の手締めをしてくれます。帰りは熊手を正面に向けて、高く掲げて持ち帰ること。

翌年には前年に買った熊手を納めに来て、少し大きめサイズを購入するというのが習わしです。

酉の市では露店や屋台がいっぱい!江戸文字が描かれた手作りちょうちんが飾られとっても賑やかです。鷲神社では、酉の市の時に限り、社務所入り口に「なでおかめ」を展示。欲しいご利益に応じて顔をなでると叶うといわれていますよ。ぜひ立ち寄ってみては?

浅草酉の市
【開催時期】11月の酉の日(一の酉・二の酉、三の酉がある場合も)
【開催時間】0時~24時
【開催場所】
・鷲神社 東京都台東区千束3-18-7
・鷲在山 長國寺 東京都台東区千束3-19-6
【アクセス】東京メトロ日比谷線「入谷駅」から徒歩7分、「三ノ輪駅」から徒歩10分
【問合せ先】
鷲神社 03-3876-0010
鷲在山 長國寺 03-3872-1667

【隅田川12月のイベント】浅草寺羽子板市

浅草羽子板市

毎月18日は観音様の縁日です。中でも12月は「納め観音」といわれており、毎年その日の前後には、浅草寺境内で羽子板市が行われます。1年の終わりを締めくくる浅草の恒例行事です。

元々はお正月の品や縁起物などを扱う露店が並び「歳の市」と呼ばれていました。邪気を跳ね返す「羽子板」は、お正月の遊びのひとつ。羽根を落とすと顔に墨をつけられるのがルールでした。

女の子の健やかな成長を祈り、羽子板を贈る風習が盛んになったことから、市の主役が羽子板に。明治ごろから「羽子板市」と呼ばれるようになったそうです。

江戸時代は人気役者の顔が描かれ、ひいき役者のものを買い求めに女性たちが集まったといいます。近年では毎年、その年の「顔」が描かれた羽子板がTVのニュースで紹介され、人気のバロメーターに。昔も今も変わらぬ年末ならではの行事です。

浅草寺羽子板市(歳の市)
【開催時期】12月17日~19日
【開催時間】9時~21時
【開催場所】浅草寺境内
【アクセス】地下鉄銀座線・地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草」駅より徒歩5~7分
【問合せ先】浅草観光連盟 03-3844-1221

屋形船から楽しむ隅田川の風景「名橋」

永代橋・都市風景

永代橋

隅田川を遊覧していると目に留まるは「橋」。江戸幕府により5つ架けられ、現在では18橋あります。

それぞれの橋は異なるタイプとデザイン、構造でつくられており、一つとして同じものはなく「橋の展覧会」とも呼ばれているそうですよ。

屋形船から見える橋で、特に注目してみたい以下の5つです。

レインボーブリッジ
勝どき橋(重要文化財)
永代橋(重要文化財)
清州橋(重要文化財)
吾妻橋(東京都選定歴史的建造物)

江戸時代、一番最初に架けられたのが「千住大橋」で文禄3年(1594年)。

歌川広重「千住の大はし」

歌川広重「千住の大はし」

その後、1659年に両国橋(大橋)、1693年に新大橋、1698年に永代橋、1774年に吾妻橋が完成しました。

江戸時代は軍事上の問題から渡し船が主流。隅田川には18か所の渡し場があったそうです。

明暦の大火で川を渡れずに大勢の人が亡くなったことを受け、両国橋が架けられたのは有名な話。武蔵国と下総国の国境に架けられたので、両方の国をつなぐ橋としてその名がつけられたそうですよ。

上記の橋以外に、厩橋・相生橋・白髭橋・蔵前橋・駒形橋・言問橋・隅田川大橋・水神大橋・桜橋・中央大橋・新大橋・佃大橋になります。

屋形船の隅田川遊覧コース詳しくはこちら

街を歩いている時よりも少し低い目線で眺める東京の風景。特に夜はスカイツリーや高層ビルなどの明かりが水面に揺れ、大変風情があります。隅田川に架かる橋とともに、楽しんでみてくださいね。

隅田川を行く屋形船!江戸前料理に舌鼓

江戸前料理の会席料理が主流の屋形船

(写真提供:品川 中金)

屋形船といえば江戸前料理!現在は豊洲に引っ越した魚市場で仕入れた鮮度抜群の魚介類を使ったお刺身、天ぷらなど、フルコースの会席料理がいただけます。

中でも一番の人気は、屋形船の船上で揚げる熱々の天ぷら。屋形船が「水に浮かぶ料亭」といわれるのはそういうわけです。

屋形船のお料理メニュー例はこちら

だからといって、敷居が高いわけではありません!2名から乗船可能な「乗合屋形船」もありますし、お子様連れや持ち込みもOKなど、意外に気軽に楽しめちゃいます。

「乗ってみたい!」と思ったらぜひ、屋形船の達人にお任せください。乗船希望日(運行は金・土・日・祝日がほとんど)と出船場所をおうかがいし、ぴったりな船宿をみつけますよ。もちろん貸切屋形船の予約も可能です。

貸切屋形船は最低15名から。料金もお1人10,000円(税抜)で乗船代、お食事代、飲み放題付き2時間30分~3時間とかなりリーズナブル。貸切ならご希望の日時(平日もOK)で出船できますので、とっても便利です。

お気軽にお問合せください。

屋形船の料金一覧はこちら

屋形船で隅田川遊覧!よくある質問

Q1. 車酔いをよくするタイプですが、屋形船は大丈夫でしょうか?

隅田川は川ですので、強風でない限り、あまり揺れません

お台場は海になりますが、東京湾が内海であることに加え、お台場等の埋立地に囲まれた海ですので、こちらも強風でない限り、あまり揺れません。

それでも、ご心配な方のため、できるだけ低速で運転しております。あらかじめ酔い止めを服用しておくとさらに安心ですよ。

Q2. 屋形船にはトイレはありますか?

はい、もちろんございます。ほとんどの屋形船が男女別の水洗トイレです。暖房便座や温水洗浄便座を完備しているところもあります。

Q3. 子ども用メニューはありますか?

お子様用は、大人のものをアレンジして提供している場合が多いですが、屋形船によって違います。

年齢に応じたお子様料金を設定しているところもありますので、詳しくはお問い合わせください。

子どもメニューがある屋形船一覧
子ども料金設定がある屋形船一覧

Q3. 隅田川のお花見で屋形船を予約したいのですが

隅田川のお花見シーズンはその屋形船も繁忙期ですので、お早めのご予約をおすすめしております。

予約は何か月前から、という制限は特にありませんが、例年1月の時点で予約がピークに!桜の開花予測を見てからではちょっと遅いようです。

お花見を屋形船で楽しみたい!いつまでに予約するべき?
お花見プランがある屋形船一覧

Q4. 屋形船で隅田川の花火大会を見たいのですが、いつから予約できる?

例年3月~4月ぐらいから予約可能になってきます。

6月末~7月になると、だいたいどの屋形船も「満員御礼」状態。遅くとも5月~6月には予約をしてしまいましょう。

どの屋形船も花火大会の時は特別料金で、通常よりも高くなります。だいたい3万円前後ぐらいと思っていた方がよさそうです。

屋形船で花火大会を楽しむには?予約方法解説

Q5. 屋形船で隅田川を周遊するなら、乗船場所はどこがおすすめですか?

浅草橋・蔵前からが近い「浅草エリア」です。隅田川を下る形で、お台場で折り返す、というのが一般的な定番コースとなります。

そして、船宿の数が多い品川駅から徒歩圏内の「品川エリア」。こちらは、花見シーズンは浅草で折り返しますが、 それ以外は清洲橋手前(隅田川全周遊コースの半分ほど)で折り返します。

詳しくは、出発地等を「屋形船の達人」までご相談ください。

「屋形船の達人」ご利用者の声

屋形船の達人ご利用者の声1会社の宴会でした。正統派っていう雰囲気で楽しかったです。飲み物が注ぎ放題なのが、居酒屋と違っていてオトク感ありました。
会社員・女性・20代
屋形船の達人ご利用者の声2川から見た東京の街の雰囲気が新鮮でした。普段の違った見え方がぜんぜん違っていて、発見がありました。
会社員・女性・40代
屋形船の達人ご利用者の声3橋をくぐることが普段ないので、興味深かったです。花見を座っているだけで、ゆったり楽しめるのがよかったです。
女性・30代
屋形船の達人ご利用者の声4屋形船でまさか会席みたいな料理が出てくるなんてびっくりしました。しかもお手洗いがキレイ!船の料亭ですね。イメージが変わりました。
会社員・女性・20代

 

東京の屋形船「料金・乗り場・料理」船から見えるビューポイントは?
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