清洲橋は、少し下流にある永代橋と同じく昭和3年に竣工した、隅田川にかかる橋です。全長186.3メートルで、清洲橋通りが通っています。
名前の由来ですが、橋の両岸が中央区「中洲」町と深川「清澄」町であるため、それぞれの地名から一文字ずつとって付けられました。
隅田川で一番美しいといわれている清州橋
現在の橋は、永代橋とともに関東大震災の復興計画の一環として架橋されました。
設計に際しては美観を重視したこともあり、 永代橋のアーチ型に対してドイツのケルンにあった橋をモデルにした優美な吊り橋に(ケルンの吊り橋は、残念ながら今はもうないそうです)。
その美しさは隅田川にかかる多くの橋の中でも抜きん出ています。
自定式吊綱橋という形式の橋で、連続した捕綱桁というものを設け、垂直のケーブルの両端をそれに結合するという世界的に見ても珍しい形をしています。
清州橋、実は国の重要文化財
隅田川の下流にある、勝どき橋および永代橋とともに平成19年に国の重要文化財(建造物)に指定されています。 都道府県の道路橋としては初めての指定で、これらの橋がいかに文化史的、芸術的に重要なものであるかがわかりますね。
清洲橋も夜はライトアップされ、優美な姿を一層引き立てます。両岸の夜景とともに楽しむのがベストでしょう。
■清州橋(きよすばし)
住所:東京都中央区日本橋中洲~江東区清澄1丁目
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