古くから日本に伝わる伝統文化のひとつ、屋形船。
社員旅行やビジネス上の商談など、大人が船内でお酒に美味しい会席料理を楽しむスタイルが一般的かもしれませんね。
しかし!実はさまざまなイベントも行われており、家族連れで参加されるお客様も少なくないんです。
「そもそも屋形船って、子連れで乗ってもいいの?」
「屋形船の子ども料金は?何歳まで?」
そんな素朴な疑問にお答えしていきます!
子連れでも楽しめる屋形船での過ごし方について詳しくご紹介していきます。
屋形船×子どもにまつわるQ&A
■ 屋形船に子ども料金はある?
屋形船の子ども料金はどの船宿さんでも設けています。
年齢区分など詳細は、各船宿さんによって変わってはきますが、たいていは以下の通り。
- 乳幼児は無料(幼児でもお子さまメニューなど食事を必要とする場合は子ども料金が発生します
- 中学入学前までの小学生が子ども料金(大人料金の半額かそれ以下の設定が多い)
- 中学生からは大人と同じ料金設定
屋形船の料金についてはこちらで詳しく解説しています!
屋形船の貸切・乗合料金一覧
■ 子供が酔いやすい…屋形船も船酔いする?
以前の屋形船に比べると、揺れなどはかなり抑えられるようになり、海よりは揺れは無いとされる屋形船ですが、やはり船酔いの心配がまったくない、とは言えません。
大人でさえ「車酔いはしないのに、船酔いだけはする」なんて個人差もあるほどです。
その時の体調に左右されてしまうかもしれませんので、屋形船に乗る前は体調管理に務めてあげてください。
また、日ごろから乗り物酔いの習慣があるお子さんであれば、乗船前には必ず「酔い止め薬」を服用しておくことをおススメします(船宿の中には、船内に酔い止めを用意しているところもあります)。
■ 屋形船のお料理は子どもメニューもある?
用意のある船宿さんもあります。
お子さんの大好きな「ハンバーグ」や「スパゲッティ」などを盛り込んだ「お子様プレート」を用意しているところもあり、子どもだけではなくパパママも安心して乗船できるとあって好評のようです。
小さなお子さんになると、大人と同じ天ぷらやお刺身などの懐石メニューはなかなか食べてはくれませんよね。
メニューに大好きな一品があるだけで、お子さんも屋形船で楽しく過ごせるようになります。
対応は船宿によって異なりますので、屋形船のお子様メニューをご希望の方は屋形船の達人までご相談くださいね。
■ 乳児用に離乳食を持ち込んでもいい?
船宿の中には「乳児用の離乳食の持ち込みもok!」としているところもあります。
念のため、予約時に確認して伝えておきましょう(乳幼児が同乗するので、離乳食など持ち込んでも構いませんか?と)。
また赤ちゃんになればミルクや授乳などの対応が必要となってきます。
船内のスペースには限りがあるため授乳やおむつ替えのスペースを設けている屋形船はなかなか無いので、授乳ケープで対応するなどしたほうがいいでしょう。
また、船内は「畳敷き」となっている屋形船がほとんどなので、赤ちゃんのハイハイすることができて楽しいかもしれませんが、一部「掘りごたつ」になっている船内もあります。
誤って転落してしまわないように、十分に注意しながら過ごす必要があります。
■ 屋形船にベビーカーは持ち込める?
ベビーカーの持ち込みに関しては、できれば屋形船に乗り込む前に「乗船場」か、もしくは各船宿に預かってもらうのがベスト。
船内のスペースは限られており、たとえ持ち込んだとしてもたたんで置いておくことになります。
事前に確認して、あらかじめ預けるか、持ってこない選択をしておきましょう。
屋形船に関するその他の質問はこちらもご覧ください!
よくある質問
子ども連れファミリーにオススメの屋形船プラン
屋形船から釣り体験!子どもでも楽しめる「ハゼ釣り」コース
ファミリー層には、期間限定で運航される「ハゼ釣り」などの釣り船が特に人気となっているようです。
屋形船に乗れるだけではなく、停泊してデッキ部分から釣り糸を垂らし、粋のいいハゼを釣る体験が子どもに人気なのだそう。
ハゼくらいの大きさなら、子どもでも十分に釣り感覚を楽しめますね。
また船宿によっては、釣ったその場で天ぷらにして食べさせてくれるところもあるようで、それまで魚嫌いだった子どもも好き嫌いが治ったりして?!
貴重な体験となりますね。
ハゼ釣りができるのは夏の終わりの8月下旬から水温が低くなる直前の11月上旬頃まで。
釣り竿やえさ、仕掛けなども貸し出しokなので、気軽に屋形船を楽しむにはもってこいの機会となりそうです。
保護者会・子ども会での乗船に最適なイベント屋形船
子ども連れのファミリーにぜひおすすめしたいのが、屋形船の船内でさまざまなイベントを楽しみながらクルージングするイベント船です。
例えば2017年の1月28日には「乗合 忍者屋形船」と題して、忍者のコスチュームに身をまとい、乗客皆で手裏剣や吹き矢を使ったゲームを楽しむ内容で運航されました。
イベント自体は大人を対象としたものなのですが、もちろんお子さんの乗船もok!希望者には忍者の衣装も貸し出しされ(個数限定)、乗客全員には忍者ハチマチがお土産として配られるなど、至れり尽くせりの内容となっています。
船内でいただく食事メニューにも「手裏剣」があしらわれたりするなど、その名も「忍者弁当」が用意されるなど、隅田川周辺を周遊しながら楽しい約2時間の船旅となったようです。
この忍者屋形船、「乗り合い」の運航は終了してしまいましたが、「貸し切り」にして予約すれば対応可能なのだそうです!(要予約)
大人20人以上から予約できるとのことなので、子ども会やスポーツクラブなど大勢で楽しむのはいかがでしょうか?とくに男の子は大喜びすること請け合いです!
こちらの「忍者屋形船」、外国のお客様にも英語で対応可能とのことなので、屋形船とともに日本文化を体感するにはもってこいのイベントです。
◆ 忍者屋形船(貸切の場合)
- 予約可能人数:大人20名以上
- 周遊時間:2時間~2時間30分
- 周遊コース:隅田川を出発し、スカイツリー周辺を周遊するコース(スカイツリーの見えるスポットでは一時停泊して、お客様をデッキ部分に誘導、撮影タイムを設けるとのこと)
- お食事メニュー:
忍者弁当(オリジナル和食)に飲み放題つき お一人様10,800円(税込)
天ぷら、おしさみ中心の和食に飲み放題つき お一人様13,500円(税込) - 申し込み問い合わせ先:屋形船東京都協同組合(03-5825-5526)
海外からのお客様も家族で屋形船に乗船
近年、アジア圏から訪日されるお客様も増え続けており、観光として屋形船での周遊を楽しむ姿も少なくないようです。
せっかく日本にいらしたゲストには、ぜひ日本に古くから伝わる「屋形船」の文化を楽しんでもらいたいですよね。
現代の屋形船は以前に比べると、全ての船宿とはいきませんがはるかに近代的に様変わりされ、英語でガイドしてくれる船頭さんがいたり、「ゲーム機能のついたカラオケ」や「大型プロンプター」「ウォシュレット付きの洋式トイレ」「掘りごたつスタイルの船内」と、正座が苦手な外国人でも快適に過ごせるように変化してきています。
また、宗教上の理由から肉が食べられないなどの食の問題にも柔軟に対応してくれる船宿もあり、ベジタリアンメニューで対応するなど、屋形船もグローバル化が進んでいるようです。
≫英語対応可能な屋形船一覧
≫ハラール料理対応可能な屋形船一覧
≫ベジタリアンメニュー対応可能な屋形船一覧
子どもと楽しく屋形船体験を!
観光でもないとなかなか乗る機会のない「屋形船」。古くは平安時代に貴族らが楽しんでいた文化です。
子どもにも「昔からあったんだよ」なんて話ながら、親子で楽しく体験してみるのはいかがですか?
屋形船に興味を持たれたお母さんお父さん、屋形船に関するどんな疑問や質問でも構いません。
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ご希望にそった、最適な屋形船をご用意させていただきます!