勝どき橋は築地近辺から隅田川の対岸・勝どきへわたる橋で、晴海通りが通っています。 全長246メートルですが、実はそのうち中央部の80メートルが上にはねあがる可動式の設計となっています。
「勝どき橋が動くなんて知らなかった」と思われる方も多いことでしょう。
それもそのはず、完成した昭和15年当時は1日5回20分ずつ開いて大型船を通していましたが、 橋上の交通が激化。また東京港の整備で大型船の通行がなくなったため、昭和43年以降は通常開閉はなくなりました。
今は屋形船や水上バスなど、下を通れる小さめの船のみが通過します。
この開閉部分を再び動かそうと言う運動はあるようですが、機械部分の復旧に莫大な費用がかかることなどから、実現の見込みはたっていません。
勝どき橋の裏側が見られる見学会も
竣工は昭和15年で、当時予定されていた万国博覧会へのメインゲートとして利用するために、当時の最先端技術の粋を集めて建造されました。 すべて日本人による設計であるのも特徴です。
築地には「かちどき 橋の資料館」という場所があり、関東大震災の復興橋梁などの関連資料が閲覧できます。
また、橋脚内にある開閉していた当時のままの機械設備を見学できる会も定期的に開催されています(事前予約要)。
ちなみに、勝どき橋は同じ隅田川にかかる永代橋、清洲橋とともに平成19年に国の重要文化財に指定されました。
■勝どき橋
住所:東京都中央区築地6丁目~勝どき1丁目
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