神田須田町で立身出世のチャンス!?屋形船に乗る前に訪ねたい「柳森神社」

下町の風景

神田川を和泉橋から見る

神田川を和泉橋から見る

東京の粋な船遊び!屋形船は、特別感のあるアクティビティとして人気急上昇中。今回は浅草橋から屋形船に乗る前に楽しめる、神田川周辺の街歩きスポットをご紹介します。

神田川にかかる浅草橋・柳橋周辺には船宿がたくさん。もちろん浅草橋周辺で街歩きもいいのですが、ちょっとユニークな神社が秋葉原の方にあります。

その名もおたぬき様!「柳森神社」です。狐を祀ったお稲荷さんは数々あれど、狸を祀ったお社はちょっと珍しいのでは?

それではさっそくご案内していきましょう。

柳森神社の場所はどの辺?アクセス方法は?

柳原土手跡の看板

おたぬき様をお祀りする「柳森神社」。最寄駅はJR・東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」もしくは、都営新宿線「岩本町」が最寄り駅。どちらからでもだいたい、歩いて5分もかからずに到着します。

神社があるのは神田川沿い。柳橋土手跡、和泉橋南の交差点手前から神田川沿いにお茶の水方面へ向かっていくと右手にあります。

柳森神社はもともと、徳川以前に鬼門守護のために太田道灌が祀ったといわれているとか。1659年の神田川掘割の際に、現在の場所に移されたそうです。

柳森神社

鳥居をくぐり、階段を降りたところにお社があります。神社が鎮座する位置が江戸時代本来の土地の高さであり、現在の道路は長年の造成で高くなっているため(高低差ですな)、鳥居よりも本殿が下にあるという珍しい構造です。

途中、道すがらユニークな建築物がちらちら。

看板建築は神保町に結構残ってるこちらは「看板建築」という外観を持った、店舗兼用の住宅です。以前「江戸東京たてもの園」に行ったときに東ゾーンにいくつか展示されていました。

ジブリ好きなら外せない!小金井「江戸東京たてもの園」

下町中通りに入ってすぐ右手には丸二商店(荒物屋)。昭和初期に建てられた店舗兼住宅で、千代田区神田神保町にありました。
関東大震災後に建てられた「看板建築」と呼ばれる様式。

引用元:「貸切バスの達人」バス観光マガジンより

鉄筋コンクリート造りの家が建てられないため、銅板などで家を覆い、防火対策を施した家だそうです。神保町に結構残されているようで、この神田須田町にもそれらしいお店がありました(正確に看板建築と呼べるかどうかは素人なんでわかりませんが・・・)。

こちらは煉瓦造りのようです。

看板建築の建物が道すがらおみかけしました

新しくなった街並みにも、古い時代の名残が残されており、キョロキョロしながら神社に向かいます。

柳森神社では多彩な神様が祀られている!?その数8柱

8柱祀られている柳森神社柳森神社の名前の由来は、たくさんの柳を植えたことからその名が付いたそうです。神社の場所を移動した際、柳も移植。当時は江戸の名所となっていたといいます(千代田区観光協会HPより

神社の主祭神は日本書紀でいうところの「倉稲魂大神(くらいなたまのおおかみ)」。古事記では「宇迦之御霊神(うたのみたまのかみ)」と表記され、五穀豊穣の神様です。

伏見稲荷大社の主祭神と同じで、お稲荷さんとして信仰されている神様ですね。

しかも柳森神社、この他に7柱の神様がお祀りされています。それが以下の通り。

●富士宮浅間神社ー木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
●明徳稲荷神社ー宇気母智神(うけもちのかみ)
●秋葉大神ー迦具土神(かぐつちのかみ)
●水神厳島大明神 江島大明神
●金毘羅神社(ことひらじんじゃ)-大物主神(おおものぬしのかみ)
●幸神社(さいわいのかみのやしろ)ー伊弉諾尊(いざなみのみこと)、稚産霊命(わくむすひのみこと)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、誉田別命(ほんたわけのみこと)
●福寿神洞ー福寿神(徳川桂昌院殿)

このうち、福寿神洞が通称「おたぬき様」と呼ばれる社でございます。

「おたぬき様」はなぜ立身出世・金運向上にご利益がある?

福寿神社この「おたぬき様」を創建したのが、五代将軍徳川綱吉の生母、桂昌院(けいしょういん)殿。三代目将軍徳川家光の側室、お万の方に仕え、その働きぶりが春日局の目にとまり、直接指導を受けるようになります。

やがて家光に見初められ、ご側室に。もともとは八百屋の娘だったそうですが、綱吉が将軍職に就いたのち、女性では最高位といわれる従一位の官位と藤原光子(宗子)の名を賜るなど、かなりの出世を果たしました。

このことから「玉の輿」に乗れる。「立身出世」のご利益がいただける神社として信仰を集めたようです。

でもなんで狸?

おたぬき様をお祀りする理由

実は、これ、江戸っ子らしい洒落が隠されているといいます。つまり狸は「他抜き」。他よりも抜きんでるっていう駄洒落なんだとか。

他にもこの手の駄洒落はいっぱいあって、例えば、平将門様首塚にはたくさんのカエルが供えられています。これも「無事、帰る」ってことで、リストラ防止や旅の安全などをお祈りするといいそうです。品川神社にもありましたっけ。

それに赤坂の日枝神社。こちらにもお猿さんの像があり「魔が去る=まさるくん」の愛称で親しまれていました。フクロウなら「不苦労」というように、まさにお江戸はオヤジギャグ満載・・・。

たぶん「おたぬき様」に呼ばれた私たち

おたぬき様に呼ばれました実は編集部I。このおたぬき様にお参りする前に、氏神様の初もうででおみくじ引きました。結果は「半吉(吉の半分)」??

半吉なんてみたことがない。結構レアな印象を受けます。その後のふるまいにより、吉にも凶にもなる、運勢が定まらない状態(心がけ次第)ということのようです。

「おたぬき様」を詣でることになったのは、実は「小野照崎神社」へお詣りする道すがらにあったため。都営新宿線「岩本町」から「秋葉原」に乗り換えるときに、和泉橋で偶然見かけた千代田区教育委員会の「柳原土手跡」という看板により導かれました。

加門七海さんの「江戸TOKYO陰陽百景(講談社)」を愛読している我が家では、去年、まさるくんに会いに日枝神社をお参り(当然、将門様をお祀りする神田明神もばっちり)。柳森神社のおたぬき様の件もこの本の中で紹介されており、「行くぜ!」ということになった次第です。

侮ってはいけません!霊験あらたかな「おたぬき様」

小野照崎神社のまゆ御籤で、おたぬき様をお参りした後、目的の「小野照崎神社」へ。そして、おみくじリベンジ。そしたらなんと!夫婦そろって「大吉」を引いちゃいました。

うれしい~。

もしかすると「小野照崎神社」は大吉率が高いのかもしれませんが(浅草寺はちなみに凶が多い)、これはなかなかうれしい。テンションが一気にあがります。

「おたぬき様」のおかげです。呼んでいただいてありがとうございます!

皆さんもぜひ、浅草橋や柳橋から屋形船にのる前に「柳森神社」へ足をお運びくださいね。きっと素敵なご縁がいただけますよ。

 

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