屋形船から見るお台場の夜景の主役!レインボーブリッジを歩いて渡ってみた

下町の風景

レインボーブリッジは東京・お台場の夜景のシンボル

屋形船に乗ったことがある方なら、必ず目にするお台場の夜景。隅田川周辺を遊覧する屋形船なら、お台場の夜景は外せませんよね。

かくいう編集部の面々も昨年、品川の屋形船「大江戸」さんの乗合船で、お台場夜景をたっぷり楽しみました

乗合屋形船「大江戸」で夜のレインボーブリッジを満喫

展望デッキ付きの屋形船なら、360度ぐるりとお台場の夜景が広がります。なんて贅沢なんでしょう!ライトアップされたレインボーブリッジはなかなかロマンティック。皆さんも、今年の夏はぜひ浴衣姿で屋形船を楽しみませんか?

ところで、このレインボーブリッジ。歩いて渡れるってご存知でしょうか。開通当初は有料だった遊歩道ですが、現在ではなんと無料!

今回のGWを利用して、編集部Iが実際に歩いてきましたよ~。

レインボーブリッジを歩く前に下調べ!どんな橋?どこからアクセスするの?

レインボーブリッジとはどんな橋?

レインボーブリッジは東京臨海部(港区芝浦)と都心(港区台場)をつなぐ橋として、1993年8月に開通。美しい2層構造のつり橋で夜はライトアップされ、人気のドライブ(デート?)スポットです。

ちなみにレインボーブリッジのライトアップは、橋を3色に変化させる世界でも初めての試み。ライトの色ですが、主塔は白、ケーブルは曜日や時間、イベントにより変化させるという凝りよう!

点灯の方法も変化するので、屋形船の上からきらきらと輝く姿が楽しめるというわけです。ライトはすべて太陽光発電システムを採用し、環境への配慮ばっちりだそうですよ。

レインボーブリッジの遊歩道はどこにある?

レインボーブリッジの遊歩道「レインボープロムナード」

写真ではちょっとわかりにくいのですが、レインボーブリッジは上下2層構造。上は有料の首都高速11号線が走り、下はゆりかもめを挟むように一般道(臨海道路)があります。

その一般道の両脇に無料で歩ける遊歩道「レインボープロムナード」があるというわけです。まさに126m(海面からの高さ)という高所から、お台場の景色を歩きながら楽しめる、というわけです。

レインボーブリッジの遊歩道は2つのルートがある

遊歩道はノースルートとサウスルートの2つ

芝浦側から歩ける遊歩道は「サウスルート」

レインボーブリッジの遊歩道、芝浦側からとお台場側からの2つのアクセス方法があります。どちらも一方通行で、芝浦側から歩ける遊歩道は「サウスルート」、お台場側は「ノースルート」と呼んでいます。

「サウスルート」からは、竹芝ふ頭や日の出ふ頭、東京タワー、スカイツリーなども観ることができます。お台場に近づくにつれ、フジテレビや台場(砲台跡)なども見渡せることができ、大きなカーブを描く橋の姿も楽しめます。

「ノースルート」からは、臨海副都心や品川、天王洲アイル、芝浦側のループ橋などを一望。羽田空港に離発着する飛行機なども見えます。

レインボーブリッジの遊歩道へのアクセス方法は?

レインボーブリッジ遊歩道へは芝浦アクセスがラクチン

芝浦側からはゆりかもめ「芝浦ふ頭駅」下車徒歩約5分で到着。お台場側からはゆりかもめ「お台場海浜公園駅」でこちらも徒歩約5分ぐらいです。

遊歩道の距離は約1.7㎞で、片道20分~30分程度で歩けます。もちろん健脚さんなら往復して、両側からの絶景を楽しむというのもいいですね。

屋形船に乗る前にぶらぶらと腹ごなしになります。お台場から渡るなら、田町・芝浦にある船宿さんが便利です。芝浦側から渡るなら、お台場パレットタウンや晴海、越中島乗船場あたりが便利かもしれません。

▼田町・芝浦周辺の屋形船

ラクしてレインボーブリッジ歩きを楽しむなら芝浦側からGo!

芝浦ふ頭「レインボープロムナード」

ネットでいろいろ調べたところ、芝浦ふ頭からのアクセスが楽そうです。確かに実際に歩いてみましたが、後半はほぼ下り。ということは、お台場側から歩くと、前半はずっと緩やかな登りで挫折するかも。

新橋からゆりかもめに乗り、「芝浦ふ頭駅」で降りると、あら誰もいない・・・。

誰もいないGWの芝浦ふ頭

GWはじめの4月29日の芝浦はまさにゴーストタウンのよう。車も走ってないし。駅からはレインボーブリッジ遊歩道への道案内がちゃんとあるので、迷わず着きました。

レインボーブリッジ遊歩道芝浦側の入り口

お台場側から渡ってくる人が多いらしく、何人かの方とすれ違いました。この遊歩道、自転車で渡ることもできるのですが、乗ったまま(こいで)渡ることはできません

自転車には専用の台車を取り付け、押して歩くのが鉄則。自転車専用の台車

この日も、自転車を台車に乗せた何人かの人とすれ違いました。遊歩道はさほど広くなく、自転車で真横を疾走されるとかなり怖いです。ランナーもいらっしゃるので、結構トラブルが多かったのではないでしょうか。

ちなみに途中で台車を外して、自転車に乗ったりすると監視カメラでチェックされており、こっぴどく叱られるそう。くれぐれもズルしないように。ルールを守りましょう。

レインボーブリッジの遊歩道は迫力満点!東京ウォーターフロントを独り占め

サウスルート側からみた芝浦方面

サウスルートから見た芝浦側の景色

しばらくはずっと金網を張り巡らせた遊歩道を歩きます。すぐ脇は道路なので、普段の日ならびゅんびゅんと車が走り抜けていく、はず。

ガラガラの臨海道路

ところがさすがにGW始まってすぐということもあって、上写真の通りガラガラ。真ん中を走るゆりかもめを撮影しましたが、柵とか網でいまいちわからん。

もちろん遊歩道を歩いているのは編集部I母娘ぐらい。2人占めじゃ、わっはっはー。

途中、途中で写真が撮れるように展望スペースがあるのでご心配なく。

展望スペースからはお台場の絶景が

写真はその展望スペースからお台場側を撮影したものです。こんな風に、橋を入れながら撮ることもできます。お天気がいまいちで残念。

お台場の風景と第六台場が見えてきた!

海に浮かぶ第6台場

しばらくそのまま進むと、足元の「台場」の矢印が現れます。ここまでくればお台場まであとちょっと。海に浮かぶ第6台場がすぐ目の前に現れてきました。

もともと台場は第一から第八まであったそうです。現在残されているのは、写真の第六台場は無人島で上陸には許可が必要。もう一つ残っているのが第三台場で、台場公園になっています。

第3台場「台場公園」

上は台場公園の様子。天気が悪いせいか人影もまばらですが、むしろ思い切り遊べてGWの穴場スポットだったのでは?

ちなみに台場は、江戸時代後期、ペリー来航に怯えた幕府が築造したもので、陣屋や弾薬庫などを設けたもの。台場公園にも弾薬庫跡が残されていますよ。

レインボープロムナードのハイライト!下から橋を見れるスポット

サウスルートとノースルートの連絡通路へ

第6台場を通り過ぎると、サウスルートとノースルートをつなぐ連絡道路が現れます。レインボーブリッジを歩くなら、絶対この道を歩いてみましょう

というのも、レインボーブリッジの下を潜り抜けて逆側に出られるんです。つまり、橋の下をかなり間近にみることができるってわけ。

レインボーブリッジを下から見る

意外に海面に近く、レインボーブリッジの橋げたなんかもすぐ近くで見れます。これはなかなかレアな体験ですよね?

お台場に近い遊歩道は金網がないので、なかなかスリリングでした。

お台場ビーチに到着!橋に近い方はGWでもガラガラ

お台場ビーチ到着

お台場ビーチ橋側はご覧の通り、GWだというのに人気なし。お子さんをゆっくり遊ばせたいならおすすめです。

実はお台場海浜公園では無料で潮干狩りができます。「磯浜」といわれるエリアです。近くにトイレや足洗い場なんかもあるので、便利そうです。

しかしさすがにデックス東京ビーチの方へ近づくにつれ、人が多くなり、どこもかしこも人だらけになってきました。とはいえ、普段の土日祝よりも少ないのかな?

ブリジェラでイタリアンジェラート

デックス東京ビーチの中にある「Brigela(ブリジェラ)」で一休みしました。温めたパンにイタリアンジェラートを挟んだスイーツです。

私はキャラメルナッツバニラ、小娘はピスタチオ。パンチのきいたエスプレッソで頂きます。

こちらのお店、清澄白河にもあって、フジマル醸造所(ワイナリー&レストラン)を訪ねたときにも食べたなー。おいしゅうございました。

この後、たこ焼きミュージアム(シーサイドモール4階)でたこ焼きも食べて大満足の2人。

天王寺アベノタコヤキやまちゃん

「天王寺アベノタコヤキやまちゃん」と「芋蛸」で3種類の味を楽しみました。

レインボーブリッジはただ歩くだけでもおもしろい!

レインボーブリッジを歩くのは意外に楽しい

レインボーブリッジは屋形船から見るとまさに東京ウォーターフロントの顔!その橋を「歩くなんて本当に面白いの?」と思っていたのですが、実際に歩いてみて、意外に楽しかったです。

冬は海風で震え上がりますが、初夏~秋なら十分楽しめます。ただし、ヘアスタイルは乱れに乱れますので降りた後は、トイレで整えましょう。

屋形船からだと、海上から橋を見る楽しみも。できれば、両方楽しんでほしいものです。乗船時間前にぜひ時間を作って、訪れてみてはいかがでしょうか。

残念ながら、屋形船を降りた後では閉鎖されているので、必ず乗船前ですよ!

レインボープロムナード開場時間

レインボープロムナード営業時間

・夏期(4月1日~10月31日)9時~21時
・冬期(11月1日~3月31日)10時~18時
※最終入場は30分前まで
※定休日は第3月曜(祝日は翌休み)、東京湾大華火開催日など

<アクセス方法>
・芝浦側「サウスルート」 ゆりかもめ「芝浦ふ頭駅」下車徒歩約5分
・お台場側「ノースルート」 ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」下車徒歩約5分

≫東京の屋形船「料金・乗り場・料理」船から見えるビューポイントは?

関連記事

  1. 神田川を和泉橋から見る

    下町の風景

    神田須田町で立身出世のチャンス!?屋形船に乗る前に訪ねたい「柳森神社」

    2019年、皆さまはどちらへ初詣に行かれましたか?我が家は氏神様はもち…

  2. 旧東海道沿いに広がる品川商店街

    下町の風景

    屋形船をもっと楽しむ東京街歩き(5)品川観光おすすめスポット6選

    品川は屋形船以外も楽しめます!おすすめの観光スポットは?「…

  3. 下町の風景

    箱崎の八岐大蛇から、ドラマ撮影の舞台になる隅田川テラスを巡る屋形船桟橋お散歩コース

    「屋形船に乗る前に、下町を歩いてみよう!」のシリーズ、今回は水天宮前駅…

  4. 寅さんとさくらの像

    下町の風景

    屋形船&昭和レトロを愉しむ街歩き(2)帝釈天でおすすめのランチと寅さん記念館編

    寅さんマニアのおじさんが連れて行ってくれた柴又ツアーの様子をお伝えする…

  5. 吉原神社

    下町の風景

    屋形船に乗る前に裏浅草を歩く(3)吉原遊女が信仰した神社

    東京で屋形船に乗る前に街歩きを楽しむ「吉原街歩き」の第3回目。吉原遊郭…

  6. 深川江戸資料館

    下町の風景

    江戸庶民の暮らしと粋な船遊びの原点を知る「深川江戸資料館」

    東京で屋形船に乗るならぜひ立ち寄ってほしいのが「深川江戸資料館」。江戸…

最近の記事

  1. 2017年の隅田川・桜の様子
  2. お花見屋形船
  3. 屋形船花火大会
  4. 江東花火大会
  5. 東京の花火大会・北区花火会
PAGE TOP