屋形船に乗る前に東京観光を楽しもうシリーズ!今回は「中川船番所資料館」のご紹介に続いて「旧中川・川の駅」と東京スカイダックがスプラッシュする瞬間をお届けします。
旧中川・川の駅とは?
「中川船番所資料館」と道路を挟んで向かい側にある「旧中川・川の駅」。
旧中川と小名木川の合流地点、番所橋のたもとにある「水彩都市・江東」の憩いスポットになっています。
都内初運行となった水陸両用バス「スカイダック東京(日の丸自動車興業)」が入出水するスロープがあり、周りには川床や休憩スペースがあります。
お土産ショップや足湯などがあったにぎわい施設「水彩テラス」は、残念ながら2018年3月で閉店してしまいました。
小名木川は徳川家康が江戸で最初に開いた最も古い運河だそうです。旧中川は荒川から分水されたもので、中川船番所があった場所に造られたのが川の駅。
江戸の頃、下総の国、行徳産の「塩」を運び、関東や東北方面の米・雑穀・材木等などを運ぶ船が行き来し、大変賑やかな場所だったといいます。当時の面影や様子は「中川船番所資料館」で詳しく紹介されていますよ!
スカイダック東京の大迫力スプラッシュ!
実はスカイダック東京のスプラッシュ&水上走行のみの乗車もできるんです。
東京スカイツリーコース、もしくは、亀戸コースの出発後、水彩テラスでチケットが販売されます。なので、予約は不可。座席に空きがあった場合のみになります。
運行時刻表は季節によって異なるので、川の駅で事前にチェックしておくほかありません・・・。
資料館を出て、スカイダック東京がやってくるのをぶらぶら待ちます。すると、ついに姿を現しましたよ!
そのままスロープへ進みます。ここで新たにお客様が乗車し、スプラッシュ前の説明を受けているようです。
川に入る前に、運転手さんとガイドさんから救命胴衣の着方を習います。
また、ここでガイドさんに合わせて、
みんなで「スカイダーック!」と声を出す練習をしました。
さあ、いよいよ川に飛び込む瞬間がやってきました!
思ったよりすごい迫力です。この後バスは、川をゆったりと航行しながらガイドさんから楽しいお話を聞けるそうです。
天気が悪い日だったんで、絵ずらが寒そうですが、天気のいい日ならとっても気持ちがいいでしょうね。
江戸情緒を感じながらそぞろ歩きができる「塩の道」
せっかくなので小名木川添いをぶらぶらしてみました。
「塩の道」と呼ばれた由来は、徳川家康が行徳から塩を運ぶのに利用した水運(小名木川)だったことからといわれています。行徳塩田は、戦国時代に始まったといわれ、籠城の際に塩の確保が大切だったことから、「御手浜」として大切に保護していたそうです。
そんなところから「江戸時代」をテーマとした景観づくりをしています。
川の両側には高僧ビルが立ち並んでいますが、川べりの散歩道や、立て看板、ライトなどは「お江戸」情緒を演出。小名木川を航行する遊覧船も走り、水辺のレジャーをのんびり楽しめるようになっています。
返す返すも天気が悪くて寂しい写真になってしまいした。でも、実際の「塩の道」はとてもゆったり、のんびりとしていて、お散歩に最適です。
ぜひ、屋形船に乗る前にふらりと歩いてみてください。お江戸気分を盛り上げてくれますよ。
ちなみに行徳の塩田は埋め立てられ、東京ディズニーリゾートなど舞浜エリアになってしまっています。東京ディズニーリゾートや舞浜の夜景を楽しむ屋形船のコースもあるので、かつての塩田があった場所をしのんでみるのも「粋」かもしれませんね。
次回は「荒川ロックゲート(閘門)」をご紹介します。
▼ 舞浜の夜景が楽しめる東京の屋形船
■施設概要
旧中川・川の駅
住所:江東区大島9丁目旧中川水辺公園内
アクセス:
・都営地下鉄新宿線「東大島駅」下車徒歩約5分
・都営バス 錦糸町駅から「錦28系統」、門前仲町から「門21系統」、葛西橋~亀戸駅「亀24系統」に乗車し、「第5大島小」下車徒歩約2分。
※「塩の道」は大島八丁目から北砂六丁目の間をつなぐ遊歩道です。
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