屋形船をもっと楽しむ東京街歩き(3)品川で富士登山!?

下町の風景

東京十社のひとつ品川神社東京・屋形船を楽しむ前に気軽な街歩きをご紹介しているシリーズ「品川」編。

1回目は「品川発祥のものあれこれ」2回目は「遊郭もあった一大行楽地「品川宿」の話」でした。

3回目は東京十社のひとつ「品川神社」に残されている、都内最大級といわれる富士塚や金運パワーがすごいと評判の稲荷社についてご紹介しましょう。

東京都内でわずか3か所!神社の大鳥居には龍が巻き付く「双龍鳥居」

双龍鳥居は都内に3か所のみ

神社の大鳥居の柱に注目です。

左に昇り龍、右に降り龍が彫られているのがわかりますでしょうか。

都内でこの龍が彫られているのは3か所だけ。

阿佐ヶ谷にある「馬橋稲荷神社」と高円寺にある「高円寺境内稲荷社」、そして、品川神社のものは最も古いもの(大正14年)とされています。

そして大鳥居の隣には大きな大黒天の石像。金運アップにご利益がありありです。

本堂へ向かう階段途中に現れる富士塚への入り口

階段途中に設けられた富士塚入り口

さすが都内最大級といわれる富士塚。東京の都心部にぽっかりと異次元区間があらわれたって感じです。1869年から1872年ごろに築造されたそうです。

昇りごたえのある富士塚

富士登山をなぞらえ、1合目、2合目、3合目と表示がつけられ、なかなか昇りごたえがありそうです。

実は私、今年の山開き7月1日に、池袋にある氷川神社でも富士塚に昇りました。

池袋・氷川神社の富士塚

池袋・氷川神社の富士塚

こちらは小ぶりな富士塚でアッというまに登れてしまいましたが、それに比べると品川神社は結構大きいなという印象を受けました。

頂上に着くと「えっ、怖い・・・」。

富士山頂

異次元に空いた穴から、現代の東京をのぞいているっていうイメージです。ちなみに目の前は京急線の「新馬場駅」。品川神社は駅を降りてすぐなので気軽にお参りできます。

富士塚の下り道

大都会のど真ん中で、ここだけ緑が濃く、富士山に登る疑似体験ができるというのはなかなか面白かったです。

江戸時代の富士山信仰がきっかけで作られた富士塚

富士山の登山口から宝永山を臨む日本人は(最近では外国人も)富士山が大好き。毎年夏になると、富士登山に行きたい人であふれかえり(?)ます。

自然が好き、森が好きな私としては、荒涼としている富士山に登る楽しみがわかりませんが、「信仰」という意味では確かにアリだなと思いました。修行ですよね。

この富士登山の始まりは江戸時代までに遡り、当時は「富士講」と呼ばれる民衆信仰が大流行。とはいえ、庶民が江戸から富士山の頂上を目指すのは容易なことではありません。

そこで、みんなでお金を少しずつ出し合い、代表者に登山を託す「富士講」が始まったというわけです。

でもやっぱり、なんとか自分でも富士山に登りたい!

そんな庶民の願いをかなえるために、富士山を模した富士塚を江戸市中に造りました。

富士山進行のシンボル「富士塚」

富士山進行のシンボル「富士塚」

現在でも都内近郊に数多く残されていますが、江古田の富士塚(茅原浅間神社)、豊島長崎富士塚(富士浅間神社)、下谷坂本の富士塚(小野照崎神社)、木曽呂の富士塚(埼玉県川口市)の4基は国の重要有形民俗文化財に指定されています。

実は早稲田大学のキャンパスにもあったらしいのですが、今は壊されてしまったとのこと。残念・・・。

都内最古のものとしては、鳩森八幡神社境内にある千駄ヶ谷富士です。

参ればお金の泉湧く?「阿那稲荷神社(あないなりじんじゃ)」

阿那稲荷神社

品川神社の境内にある「阿那稲荷神社」。戦勝祈願をした徳川家康が、戦いに勝利した際に、こちらにお面やお神輿を奉納したと伝わっています。同じく境内内にある「寶物殿(ほうもつでん)」に展示されているそうです。

本殿に向かって右手にあり、朱色に塗られた鳥居がずらりと並んでいます。伏見稲荷大社には遠く及びませんが、なかなかフォトジェニックです。

お参りした時間帯が夕方18時ぐらいだったので、人気がなく、神秘的な雰囲気でした。って、ホントは夕方は神社にお参りするのはよくないらしいのですが・・・。

こちらは金運アップのパワースポットとして有名らしく、上社と下社、2つに分かれていたようです。しかも、下社にお参りすると、「一粒萬倍の泉」があり、この泉でお金や印鑑を清め、さらにお水を持ち帰ると思いがけない金運が舞い込むとか!!

えーーー行きそびれました・・・。

ちゃんと下調べしていかないと運を逃すものです。だからお金持ちになれないのだとわかりました。

旅行におでかけの前にお参りしていこう!

富士塚の脇にはカエルの像があります。

無事帰るの駄洒落

交通安全や旅の安全を祈願する人は忘れずにお参りしていきましょう。それにしても日本人や神様は駄洒落が好き・・・。

江戸裏鬼門を守護する日枝神社にもまさるくんというお猿さんの像がありましたっけ。「まさる=魔が去る」。

日枝神社のまさるくん

江戸裏鬼門を守る日枝神社のまさるくん

東京の町はなかなかおもしろいと思える瞬間です。皆さんもぜひ、屋形船に乗る前に街歩きを楽しんでみてくださいね。

▼ 東京・品川周辺の屋形船

屋形船をもっと楽しむ東京街歩き【品川編】

関連記事

  1. 展望スペースからはお台場の絶景が

    下町の風景

    屋形船から見るお台場の夜景の主役!レインボーブリッジを歩いて渡ってみた

    屋形船ではおなじみの東京ウォーターフロントの顔「レインボーブリッジ」。…

  2. 下町の風景

    箱崎の八岐大蛇から、ドラマ撮影の舞台になる隅田川テラスを巡る屋形船桟橋お散歩コース

    「屋形船に乗る前に、下町を歩いてみよう!」のシリーズ、今回は水天宮前駅…

  3. 神田川を和泉橋から見る

    下町の風景

    神田須田町で立身出世のチャンス!?屋形船に乗る前に訪ねたい「柳森神社」

    2019年、皆さまはどちらへ初詣に行かれましたか?我が家は氏神様はもち…

  4. 深川江戸資料館

    下町の風景

    江戸庶民の暮らしと粋な船遊びの原点を知る「深川江戸資料館」

    東京で屋形船に乗るならぜひ立ち寄ってほしいのが「深川江戸資料館」。江戸…

  5. 吉原神社

    下町の風景

    屋形船に乗る前に裏浅草を歩く(3)吉原遊女が信仰した神社

    東京で屋形船に乗る前に街歩きを楽しむ「吉原街歩き」の第3回目。吉原遊郭…

  6. 目黒川を挟み北と南に分かれる品川

    下町の風景

    屋形船をもっと楽しむ東京街歩き(2)遊郭もあった一大行楽地「品川宿」の話

    江戸時代は一大行楽地として人気を博した品川。現在も屋形船の船宿が集まる…

最近の記事

  1. 夜は瑠璃花火が打ちあがるドルフィンプール
  2. お台場に上がる花火と屋形船
  3. 浅草は東京観光のシンボル
  4. 展望スペースからはお台場の絶景が
  5. 屋形船花火大会
PAGE TOP